やる気スイッチのしくみ

決意したはいいが、そううまくはいかないとわかった途端、「100パーセント完全にできないのなら、やってもしかたない」と、気持ちが萎えてしまう。
では、現実をあらためて考えてみよう。
物事を100パーセント達成する人などそうはいない。
50パーセント以下のこともよくある。
だからといって、それによってその人の評価がすべて決まるわけでもない。
完璧主義者である必要はないのだ。
だからこそ大事にしたいのは、ほどほどの発想である。
客観的に考えて、もし「60パーセントまでしかできない」と判断したらそれを冷静に受け入れ、「その60パーセントを実現するためには、具体的に何をすればいいか」を考えるのだ。
現実を肯定的にとらえて考えるとは、こういうことなのである。
説得力がグンと増す「数字」の見せ方・使い方ビジネスの現場では、常に大きな数字に慣れておく必要がある。
たとえば「2530円の商品が5327個売れたときの売上げ」と言われて、もちろん正確な数字は出てこないにしても、それが何百万単位の話なのか、あるいはそれ以上なのかくらいは、すぐにピンとくるようでなければ失格である。
このように「大きな数字を感覚的にとらえ、それに慣れておく」ということは、仕事の話をする場合に「それだけ大きな規模で話ができる」ということでもある。
たとえば、利益を「仮定」で話す場合でも、大きな数字を使えないと、その人物そのものが小さく見える。
なにも大風呂敷を広げろとは言わないが、しかし、ある程度大きな数字を使って考えられたほうが話の手応えが違ってくる。
つまり、大きな数字を使って話ができるというのは、それだけ大きなビジョンを描くことにつながるし、顧客に与える安心感や満足度も大きく変わってくるのである。
だいたい計算ドリルそんな驚きが珍しくない時代だ。
テレビやインターネットのクチコミサイトなど、どこから火がつくかはわからないものである。
一方で、商品やサービス、消費者の好みが細分化し多様化しているなか、ヒットにつながるアイディアを生み出すのは難しい。
意外なヒットが生まれる反面、「絶対にこれは当たる」と確信を持って売り出されたものが結果的にはまったくダメだった、ということもまた多い。
こんな時代にものをいうのが、先を読む力とそれを予測する能力だ。
といっても、「勘」や「当てずっぽう」では意味がない。
そこには第三者が見て納得できる根拠が必要だ。
それがなければ、いくら先を読んでも、大きなリスクがつきまとうことには変わりない。
そこで注目されるのが「テスト」や「実験」だ。
たとえば新商品を世に送り出す前に、商品のテスト販売や先行販売を行ってみたり、数量限定で製造して、アンテナショップやショールームに置いてみるといったことである。
重要なのは、リアルな消費者の声、ダイレクトな反応を知ることだ。
それが、成功か失敗かを知るうえでの重要なカギとなる。
手間と費用はかかるが、やるだけの価値はある。
大きな利益につながることもあれば、大きな損失を回避することもできるのだ。
その商品テストには、場合によってはもっとも身近な市場である自分の会社を選ぶのもいい。
たとえば、オフィスで使うための新しい商品を売り出す場合、まず最初に試作品を自社内で使ってみる。
そして、その商品の便利さや手軽さなどの生の声を聞く。
もちろん自社製品だからそれだけ厳しい意見もあるだろうが、逆に長所は積極的に評価されるはずだ。
そしてその評価が、他社に売り込むときには自信を持って強くアピールできるポイントになる。
勘や当てずっぽうでは価値がない。
テストや実験で現実的な裏付けを探して確証を得る。
これこそが本当の意味での「リスクの回避」である。
嫌な仕事がサクサク進む「テーマ設定法」どうしても楽しいと思えない仕事に取り組むときは、意欲がわかず、能率も悪くなる。
仕事を楽しめないというのは本当に苦痛なものである。
その根本的な理由は、そこにテーマや目標がないからだ。
昔、ある国の刑務所で次のような刑罰が実際に行われていた。
囚人に大きな穴を掘らせる。
掘ったら、今度はそれを埋める。
そしてまた掘るを繰り返す、というものだ。
単純作業なので刑罰には思えないかもしれないが、人間にとってこれほどの苦役はない。
なぜなら、そこに目的がないからだ。
無駄なことを強制的にやらされることは、人間にとっては何よりも苦しいことなのである。
だから、目の前の仕事を楽しめない、意欲が湧かないと思ったら自分でテーマを設定することがポイントである。
そのテーマとして「速くやる」にはどうすればいいかを考えるというのは、まさにうってつけだ。
単純作業はタイムトライアルで効率アップ○コピー取り○領収書作成封書作成1回フ仕事を速く進めるためには、それまでのやり方を変えなければならない。
仕事全体をあらためて見直し、仕事の本質を考え直すことになるから、それまで見えなかったものが見えてくるのだ。
そして効率的に考えることで少しでも時間が短縮されれば、[自分でもここまでやれた]という喜びと大きな達成感を感じることができる。
それを積み重ねていけば、仕事は当然思ったよりも速く仕上がるだろうし、いつの間にか楽しんで取り組めているはずだ。
問題は「何を」がんばるか、そのためにはどうすればいいかを「考える」ということなのだ。
嫌いな仕事は「まず5分」考えてみるだけでいい誰にでもやりたくない仕事というのはある。
嫌な仕事はどうしても後回しにしてしまいがちだ。
しかし、いつまでもやらないでいると、いつまでも「やらなければ」という思いかつきまとい、気が重くなるものである。
では、どうすれば嫌な仕事を手っとり早く片付けることができるのだろうか。
なかなか着手できない仕事というのは、どこから手をつけていいのかわからないことか原因だったりするものだ。
そこで、まずとっかかりを見つけるために「とにかく5分だけやってみる」のである。
とにかく机の前に座り、嫌な仕事の資料を広げてみる。
そして5分という時間を決めてとりあえず着手してみる。
その仕事に関するキーワードをインターネットで検索するだけでもいい。
嫌いな分野の内容でも5分くらい考えていると、漠然としていながらも何となくまとまれは、昼休み前のりのある考えが浮かんでくるものだ。
その考えがきっかけとなって調子が出てきたらこっちのもの。
嫌な仕事だと敬遠していたものが、じつは食わず嫌いなだけだったということも往々にしてあるからだ。
また、今まで後回しにしてきたこういう仕事のなかに、意外なヒントが隠されている場合もある。
この機会に振り返ってみてはどうだろうか。
とはいえ、5分続けても調子が出ないときは、まだ機は熟していないのだとその場は諦め、時間を置いて再チャレンジする潔さも必要である。
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